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【2018北海道旅行】地元から関東経由で函館・元町エリアへ【1日目】

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初日は地元・愛知から関東を経由して、函館へ向かった。

 

セントレア→成田空港

行きは飛行機で向かう。マイルで乗れる便の関係でセントレア中部国際空港)から成田へ飛び、羽田から函館へ、という不思議なフライトになった。
面倒くさい気もするが、成田空港で買いたいものがあったのでちょうど良かったのかもしれない。

セントレアまではシャトルバスや名鉄でアクセスができ、今回は名鉄ミュースカイを利用した。
ミュースカイセントレアへ向かう特急列車で全車両指定席で停車駅が少ないという特徴がある。また運賃とは別に360円の乗車券が必要となる。
ミュースカイ以外にも空港に行く列車はいくつかあり、その一部でも有料の指定席が導入されてる。
指定席車両は荷物置き場が設置され、リクライニングシートや車両も揺れが少なくなる工夫が施されている。
旅行の時は荷物が多くなりがちで、ラッシュの時間帯は周りの目が痛い。ラッシュの時間じゃなくても大型のスーツケースだと邪魔くさい。
しかし指定席なら周りに迷惑をかけずに、快適性の高い車内でのんびり座って空港まで向かうことができる。セントレア以外でも降りられるので、新幹線や高速バスに乗りに名古屋駅を利用するときにも良いかもしれない。

成田空港で買いたかったのは、「トラベラーズファクトリー」の成田空港店限定で販売しているレザーファイルだ。ファクトリー各店で扱っている柄が異なり、成田は飛行機柄だ。

成田空港は3棟のターミナルビルがあり、「トラベラーズファクトリー」があるのは第1ターミナルの4階だ。到着ロビーからショッピングエリアまでわかりやすい案内がなく、どこだろうとフラフラ歩いていたら、なんとなく着いた。
ターミナルビルが3棟あるのは知っていたが、バスで10分ぐらいかかる程度に離れていることや、ファクトリーが第1ターミナルになるのすら知らなかったので、第2ターミナルに飛行機が到着していたら辿りつけなかったんじゃないかと思う(方向音痴)

ファクトリー店内の写真は撮ってきていないが、中目黒のファクトリー同様に木製の什器やヴィンテージ感溢れる小物が置かれ、楽しい空間だった。店内はさほど広くはないが、大きな通路に面しているため開放感があり狭苦しい印象は受けなかった。
念願の成田限定の飛行機柄のレザーファイルと、ステッカーを購入。
いつかグローブトロッターを買ったときに、ステッカーをベタベタ貼りたいなと思って買い集めているんだが、いい加減枚数が多すぎる気がしてならない。

ついでにデルフォニクス直営の文具店の「Smith」で成田空港限定のRollbahnを眺めつつ、「だし茶漬け えん」で遅めの朝食に鯛だし茶漬けを食べ、スタバでソイラテを買って、羽田へ向かう。

 

 

成田空港→羽田空港函館空港

羽田へはアクセス特急を使用した。
アクセス特急は成田と羽田を結ぶ列車で、運賃だけで乗ることができる列車だ。ただ停車駅が多く、ロングシートで長時間乗ることになるので少しばかり疲れる。時間に余裕があれば直通のリムジンバスでもよかったかもしれない。

羽田は特に買い物をしなかったがTO & FROや遊 中川といっためぼしいショップや、Hitoshinayaという食事処も気になっているので、その内じっくりと見に行きたい。

 

14:05 函館空港

羽田から1時間20分ほどのフライトで函館に到着。

函館空港では「函と館」に立ち寄った。
「函と館」は日本の工芸を元気にするを標榜する「中川政七商店」が手がける土産物屋で、地元の工芸品メーカに商品をつくってもらい、地元で販売することをモットーにしているそう。

www.yu-nakagawa.co.jp


地元のコーヒーショップでつくったハコダテマウンテンというブレンドコーヒーや、かわいらしい木彫りの熊など、小洒落たものが並んでいた。
観光地のお土産品って、全く関係のない地域の大手メーカが作った観光客しか買わないようなお菓子や古臭いデザインの工芸品など残念なものが多く、正直興ざめしていまうが、「函と館」なら函館に根ざし、函館らしく、センスのよいものが買える。

函館空港から函館市内(JR函館駅)まではシャトルバスが出ている。支払いは現金のみで下車時に支払う仕組みだった。

 

 

15:00 HakoBA

函館駅前で市電に乗り換え、宿泊先のHakoBAへ向かう。
銀行と美術館を改装したHakoBAは歴史の重みを感じさせる外観に、センスと清潔感あふれる内装が魅力的だ。スタッフの方々も笑顔が素敵で、物腰が丁寧で居心地が良い。
ドミトリーに宿泊したのでトイレやシャワーは共有なのだが掃除が行き届いていて、シャワーの水圧や水温もバッチリ。タオルや歯ブラシ、カミソリなどのアメニティやフリーWi-Fiまで完備。

共有のフリースペースにはハンモックやIDÉEのPOOFクッションなどが置かれリラックスできる空間になっている。今回は利用しなかったがブックラウンジや函館港が一望できるテラス、キッチンもあるそうだ。
閑散期といこともあり公式サイトから早割で予約して、なんと素泊まり1泊3000円以下。函館以外にも系列ホテルがあるらしく、ぜひ利用したい。

www.thesharehotels.com

 

15:30 元町エリア

函館山山麓から函館港にかけてハイカラな建物が多く建っており、江戸末期の開国以降、西洋文化を取り入れつつ発展していった様子がうかがえる。
西洋建築から和洋折衷、銀行や百貨店として建てられた重厚な建物など、築100年を超えるような建物がゴロゴロとある。
そういった建物は博物館としてだけでなく、カフェや商店、事業所などとして再活用しているそう。
景観の保護と実生活を両立していて、日本橋の上に高速道路を建設しちゃうのと同じ国内とは思えない。

外見を見るのも楽しいが、中に入って西洋建築ならではの装飾や現代建築ではお目にかかれない吹きガラスなどに眼を細めるのも一景だ。

あいにくの雨模様だったが、坂の上から眺める海や夜景も絵になる。実際、多くの映画やドラマでロケ地に使われているそうだ。ぼくがラジオを聴き始めるきっかけになった「Little DJ〜小さな恋の物語」でも八幡坂をはじめとする函館各地で撮影が行われている。

 

17:30 ベイエリア

坂を下り、HakoBAの裏側にまわると赤レンガの建物が立ち並んでいる。
倉庫や郵便局を改装したショッピングモールになっている。中はザ・土産物屋という店構えながらも、外見は見応えがある。
名古屋にもノリタケの森やトヨタ産業記念会館など赤レンガの建物はあるが、これだけの数が立ち並び、しかも海に面している風情は他所では味わえない。

ショッピングモール内にもレストランがあったが、夕食は函館のご当地バーガーチェーン「ラッキーピエロ」に立ち寄った。ご当地バーガー全国No.1にも輝いているそうだ。(長崎の佐世保バーガーと沖縄のジェフぐらいしかご当地しらないけど)
人気ナンバーワンのチャイニーズチキンバーガー(350円)とポテト(180円)、ジンジャーエール(150円)を注文。

バーガーが分厚く、他のメニューもお値段の割にボリューミー。
出来立てアツアツ、甘辛いタレにマヨネーズ絡んで、正統派なジャンキーな味で美味しい。コンビニ飯の「料理の味がついた何か」みたいなジャンキーな味とは一線を画す、本物のジャンキーな味だ。
最近は肉の旨みを楽しむハンバーガーの人気が高いが、こういうスナック的なハンバーガーももっとあっていいんじゃない、名古屋にも欲しいなと思った。

 

 

1日目まとめ

午前中は移動が中心だったので、函館ではあまりあちこち行かずに元町エリアを中心に徒歩で観光した。あちこちに足を伸ばしてもいいが、閑散期は営業時間が短いところがあるので注意が必要だ。
HakoBAすごい良かった。
江戸末期の開港以来、西洋の文化が流れ込んだ函館は、ぼくの大好きな明治〜昭和のハイカラな西洋建築や和洋折衷の建物が立ち並び、街全体がレトロな雰囲気に包まれている。
そのレトロでハイカラな空気感と、函館を舞台にした作品で見た景色が目の前に広がる感動で興奮しっぱなしの1日だった。
あとHakoBAすごい良かった。

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