大学用のカバン選び
大学生のお悩みのひとつにカバン選びがある。
カバン選びの参考になればと、大学に通う中でこれは重視しないといけないなと感じた要素と、主なカバンの特徴についてまとめようと思う。
「実用性」と「ファッション性」
カバンを選ぶ上で大事なポイントが2つある。
荷物を運ぶための道具としての「実用性」と
身に着けるファッションアイテムのひとつとしての「ファッション性」の2つだ。
実用性
日々、大学に通ってカバンを使う中で、道具として大事だと思ったのは以下の3つ
- 大きさ・容量
- 身体への負担の少なさ
- ユーティリティ(有用性・利便性)
大きさ・容量
当たり前といえば当たり前だけど、必要な荷物が入るだけの容量があり、また寸法が十分おおきいものを選ぶ。
容量は購入時に気にして買うが、実際に荷物を入れてみるとお弁当箱など奥行きがあるものやバッグインバッグが入らなかったりするので、入れるものが決まっているときは寸法も忘れずに確認しよう。
荷物が少ないと形が崩れてみっともないカバンもあるので注意したい。
また学生は日によって荷物の量が大きく変動するので、サブバッグで対応する人もいる。
身体への負担の少なさ
教科書が多かったり、パソコンを持っていくと荷物がとても重たくなる。できるだけ身体への負担が少ないものを選びたい。
カバン自体の重量が軽いのはもちろん、身体の中心に近い位置に来る、左右均等に重さがかかるようなカバンだと負担が少ない。
っていうとリュックしか該当しないが、そこそこの重さなら他のバッグでも十分耐えられる。
ファッションとのトレードオフで好きなカタチを選ぼう。
ユーティリティ(機能性・利便性)
ポケットがついている、撥水素材でできている等あると便利な機能も必要に応じて確認しておこう。カバンの構造によってサッと荷物の取り出しにくかったりする。
ぼくの場合、財布や定期券、スマホなどをサッと取り出せるポケットがあるものを選んでいる。
ファッション性
カバンもファッションの一部。カバン単体でのデザインがいいのはもちろん、全身のコーディネイトに合うものを選びたい。黒っぽい色や革素材のキレイめのカバンだと、大体の服に合う。
素材
ユーティリティとファッションに関わる部分で、同じカタチのカバンでも素材によってユーティリティや見た目の印象が大きく変わる。
綿や革に加え、近年はゴアテックなど機能性素材のバッグがたくさんある。
革素材だとキレイめな印象のものが多いし、機能性素材なら高い撥水性能が得られたりする。
主なカバンの種類
リュック
負担 ・・・ 少ない
機能性 ・・・ 機能性素材を使ったものが多い
利便性 ・・・ 不便
デザイン・・・ カジュアル、モダン
容量が多く撥水性を備えたものが多い。ただ荷物を輸送することに特化したバッグなので、荷物が取り出しにくかったり、電車で前に抱えるのにモーションが大きくなりがちなどタウンユースには不向き。
デザインはアウトドア向けのカジュアルなもの、あるいはArc'teryxやcôte&cielのようなモダンなデザインのものが多い。
身体への負担は最も少なく、近年では利便性の高いアイテムが流行っているので、大学でも最も使用人口が多い。前はNixonが多かったけど、最近はanelloが多い印象。安っぽいけど容量が大きくって良いらしい。
仕切りがないバッグが多いのでバッグインバッグがあると便利。また夏場には背中や肩に汗をかきやすいのでメッシュ素材のものを選んだり、インナーや汗が目立たない服を着るなど注意が必要。
トートバッグ
負担 ・・・ あり
機能性 ・・・ ないものが多い
利便性 ・・・ 高い
デザイン・・・ カジュアル、ドレス
レザートートからペラトートまで色々な種類がある。デザインやサイズ、価格の幅が広い。
片方の肩にかけたり手提げするので身体への負担は大きいが、荷物が取り出しやすいメリットがある。
綿素材のものなどブランド物でも低価格で買えるので人気が高い。またL.L.Beanなど老舗のメーカが多い。
口にファスナーがついているものだとスリや落し物対策になるので、あると便利。
ショルダーバッグ
負担 ・・・ あり
機能性 ・・・ ないものが多い
利便性 ・・・ 高い
デザイン・・・ カジュアル、ドレス
ショルダー・メッセンジャー・ボディバッグはいずれも肩にかけるカバンで、個人的にはヒモが長めで提げて使うものをショルダー、ヒモが短くて背中に添わせて使うものをメッセンジャー、ヒモは短く容量が小さい(加えて身体の前に提げることが多い)ものをボディバッグだと思っている。
トートバッグと同じくブランドロゴがついたものが多く、人気が高い。
ロゴバッグでない普通のショルダーバッグは理工学部で特によく目にする。ヒモを限界まで長くしてダラーンと提げている人が多いが、みっともないのでお尻の上あたりがちょうど良いと思う。
メンズはカジュアルなデザインのものが多いが、レディースはフェイクレザー素材のドレス感のあるものもある(けど容量は少ない)
荷物を取り出しやすく、電車で前に抱えやすく利便性は高い。
ぼくがメインで使っているのもショルダーバッグ。
メッセンジャー
負担 ・・・ 少なめ
機能性 ・・・ あるものが多い
利便性 ・・・ 高め
デザイン・・・ カジュアル、スポーティ
自転車で郵便や新聞を配達する人向けに生まれたバッグで、容量が大きめでカジュアル・スポーティなデザインのものが多い。Manhattan Portageが圧倒的人気。
身体に密着するのでショルダーと比べて負担が少ない。
ショルダー同様に前に抱えやすいなど利便性が高いが、仕切りのないものが多いのでバッグインバッグが欲しい。
ボディバッグ・サコッシュ
負担 ・・・ 少なめ
機能性 ・・・ ないものが多い
利便性 ・・・ 普通
デザイン・・・ カジュアル
近年大流行。スマホや財布など最小限のものを入れるだけでカバンとしての実用性は低めだが、ファッションのアクセントとして人気が高い。CHUMSのエルモが気になってる。
大学ではトートバッグとの組み合わせや、講義がなく説明会のみの日とかで見かける。
クラッチバッグ
負担 ・・・ あり
機能性 ・・・ なし
利便性 ・・・ なし
デザイン・・・ カジュアル、ドレス
ボディバッグ・サコッシュに押されて最近あまり見なくなった。サコッシュはカジュアルなものが多いが、(フェイク)レザー素材のものが多くドレス感がある。
意外と色々入るらしいが、手で握って持つので疲れるし、常に片手が埋まってしまうので不便この上ない。
冠婚葬祭用にi ro seのクラッチバッグは持ってるけど、普段使いは全くしていない。バッグインバッグにはなる。
さいごに
カバンは荷物を運ぶための「道具」と「ファッションアイテム」の2つの側面がある。
道具として質実剛健さと、ファッション性は大抵相反する。アウトドア向けの装飾性が度外視されたものもあれば、サコッシュやクラッチバッグのようにおしゃれだが実用性がまったくないカバンもある。
学生は荷物が多く道具としてのカバンが必要となるが、せっかく大学生になったのだからおしゃれなカバンを選んで華やかなキャンパスライフを謳歌したい。
そこで実際に大学に通う中で感じたカバンに求める要件と、主なカバンのカタチについてまとめた。
「道具」と「ファッション」、両者を天秤にかけ自分にとって最適なカバンを選ぶ。この記事がその手助けになれば幸いだ。