何者にもなれないぼくたちは

日々思った事、やってることの備忘録

防災ポーチを持とう

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降水確率80%と聞いて、傘を持っていかない人はいない。
80%の確率で30年以内に南海トラフ地震が起こると言われている。
自宅やオフィス・学校に防災用品を備えている人は多いが、電車やオフの日の外出先で被災するかもしれない。
折りたたみ傘を持つように、ちょっとした防災用品をカバンに忍ばせておきたい。

 

防災ポーチの役目

防災への備えはいくつか段階がある。


【0次避難バック】
いつも携帯しておきたい防災グッズ。災害が起きているその現場から安全に逃げるために、また、数時間程度の避難に耐えられるように持ち歩きたい最低限の非常用品。

【1次避難バック】
災害発生直後の3日間くらいを自宅以外(避難所など)で生活するために必要となるもの。
一般的に言われる「非常用持ち出し袋」や「避難バック」はこれに当たります。
すぐに取り出せるよう玄関などに置いておきたいバックです。

【2次避難】
1週間〜2週間くらいの避難生活をおくるために必要なもの。
バックには入りきらないので自宅に「備蓄」しておく。

外出中に地震!?「防災ポーチ」で普段の鞄が防災バックに早変わり! |LIMIA (リミア)

 

防災ポーチは「0次避難バッグ」にあたる。電車に閉じ込められたり、近くの防災物資がある避難所や公共施設に逃げ込むまで保てばいい。

 

 

ぼくの防災ポーチ

わざわざ防災ポーチを持つというよりは、防災時にも使える伸びしろがある普段使いできるアイテムを持つようにしている。

 

 
iPhoneとモバイルバッテリ
情報収集や懐中電灯のツールとして、また身近な人の写真を入れておけば人探しにも役に立つ。
ただ被災時は通信が混雑したり、充電スポットが機能しなかったりする。
小型でもいいのでバッテリがあると安心感がある。
 
飲食物
ストレスがかかると喉が渇く。
また停電で空調が止まった電車に閉じ込められることもある。夏場はもちろん、それ以外の季節でも人が発する熱で、車内が暑くなることがある。
熱中症対策や気持ちを落ち着かせるために飲み物や、チョコや飴などの一口サイズのお菓子があるといい。
 
衛生用品
常備薬を持ち歩くのはもちろん、普段持ち歩く身だしなみポーチも防災の視点を取り入れるといい。
汗拭きシートや脂とり紙があればさっぱりする。メイク落としやスキンケア用品もサンプルのパウチを1つ2つ入れておくと役に立つ。
ぼくが特に気に入っているのが無印良品の歯みがきシート。歯ブラシ・歯磨き粉・コップを持ち歩かなくていいのでコンパクト、水がなくても歯みがきできるので飛行機とかでも使いやすくって普段使いしている。
 
ふろしき
ふだんはマイバッグとして使っている。
被災時でもモノを運ぶのに使ったり、細かく折りたたんで簡易の枕、三角巾や包帯としても使える。
 
紙とペン
家族や知り合いに向けたメモ、車を乗り捨てる時に連絡先を書いて貼っておける。

 

 

いつものもしもの

無印良品が提案する「いつものもしもの」という防災の考えがある。


無印良品は、ふだん使っているものを防災用品として提案してきました。備えは日常の中にあることが大切であり、それらを「使いこなせてこそ本当の防災力になる」と思うからです。

わたしの備え。いつものもしも。 | 無印良品

 

防災用品は普段使わずにしまい込んでいることが多い。でもそれだといざという時に使い方がわからなかったり、日常と違うことに強いストレスを感じてしまう。
普段から被災時にも使えるものを使ったり、非常食もローリングストックする。
普段から防災を念頭に置いておくことで、いざというときに慌てることなく対応でき、ちょっとだけ日常を取り戻せる。
ぼくも「いつものもしもの」の考え方を防災ポーチに反映している。

 

 

さいごに

東日本大震災は多くの人が出かけている日中に起こり、多くの帰宅困難者が出た。
北海道胆振東部地震ではブラックアウトが生じ、道内全域が停電した。
他にも台風や大雨など多くの災害が、予想だにしない被害をもたらしている。
誰しもいつかは被災する。防災を日常に組み込んでおきたい。
まずは防災ポーチを持つところから初めてはいかがだろうか。