何者にもなれないぼくたちは

日々思った事、やってることの備忘録

2019年 ベストバイ

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あけましておめでとうございます。卒業研究が半年ぐらいずっと佳境です。
今日は昨年、2019年に買ってよかったものを6つ紹介します。

 

01
カリタ ナイスカットG
豆を挽くのがとてつもなく楽になった。
いままでは安価なプロペラ式のものを使っていたが、挽きムラが激しいし、微粉は多いしで、ドリップすると雑味が強くホコリっぽいコーヒーになりがちだった。
いろいろ工夫はしてみたものの大きな改善は見込めず、思い切って評価が高いナイスカット Gを購入した。
業務用のミルを家庭向けにしたモデルで、上位機種にNEXT Gというものがあって利便性が高いらしいが、見た目が好きではなかったので、ナイスカットGにした。定番色は業務用の印象が強かったので、CAFE L'ETOILE DE MER別注のタスカンブルーに。やや割高だが、出しっぱなしにするものなので、インテリアとしてプラスになる色の方が嬉しい。
性能は、語るまでもなく抜群で、粒の大きさが安定していて、メンテナンスも楽。プロペラ式の頃は正直、豆を挽くのが面倒くさくてたまらなかったが、ナイスカットGにしてからそんな事思わなくなった。

02
エテュセ オイルブロックベース
テカリを気にしなくなった。
オイリー肌と乾燥肌の混合肌で、頬骨のあたりがテカって仕方がなかったが、
オイルブロックベースを塗っておくと、丸一日はもたないが、朝塗って夕方ぐらいまではサラサラが維持される。

03
米津玄師『海の幽霊』
久しぶりにゾクゾクした曲。
最初YouTubeでPVを見たときは特に何も思わなかったけど、ちょっといいヘッドフォンで聴いたときに衝撃を受けた。
さざ波のように打ち寄せる音が、まるで無数のヒダのように耳をなぶる、そんな感覚に襲われるのだ。
最初『アイネクライネ』がラジオで流れたときに、他のただ音を垂れ流している他の曲たちとの違いに、目がチカチカしたが、そのとき以来の衝撃だった。

04
センコロール コネクト
宇木敦哉氏がほぼひとりで制作したアニメ映画。前作「センコロール」から、実に10年ぶりに公開された。
気怠けな雰囲気のなか、生々しくそれでいてファニーな小気味よい映像が展開される。ストーリー自体は変哲のないものだが、それが一層、宇木氏の個性を浮き上がらせている。
個人制作のアニメ、一時期よくみたけど最近みないなぁ・・・。 夢倉さんの『セカイ系セカイ論』とか好きだった。

05
MUJI HOTEL GINZA
望んでいた、おちつけるホテル。
ホテルというと瀟洒なホテルやビジネスホテルみたいなホテルを連想する。キレイめカジュアルなホテルって案外多くない。最近増えてきたけど、ホステルが多いなという印象。
ビジホだと部屋の狭さや内装のチープさで居ても楽しくないし、瀟洒なホテルだと肩肘張って気疲れする。
そんな中、2019年銀座に登場した無印良品のホテル。
無垢材や古材をふんだんに使用した内装に、無印良品の商品を中心にすっきりした調度品が十分な余白をもたせ配置されている。
そうそうこういう清潔感があり、小洒落ていて、でも家にいるみたいに、いやそれ以上に落ち着けるシティホテルが欲しかったんだ。そういうホテルだった。
【2019夏旅】MUJI HOTEL GINZA - 理工学部生の憂鬱

06
星合の空
今の時代だからこそ生まれた、というか描かざるを得ない作品だったのかなと思う。24話分を構想されていて、実際放送されたのは12話までだが、ぼくはここで終わってしまってよいと思っている。 今まで世に出た作品は「家族ってこうあるのが正解だよね」という共通認識があって、成り立っている。しかし多様性や分断の時代だと言われる昨今、共通認識は絶対なのか、正解なのか、疑問を持たずにはいられない。 本作では様々な家族の関係が描かれ、その中で苦悩する様子が描かれるが、どこかでその現状を緩やかに肯定する様子が窺える。 もしかしたら続きで環境を変えようと奔走するのかもしれないが、12話で終わってしまったからこそ、いろいろな家族があるんだと誠実に描き、常識が常識じゃないんだと意識改革を図っている作品だと受け取った。

画像引用: 公式サイト