何者にもなれないぼくたちは

日々思った事、やってることの備忘録

【2018北海道旅】パフェとパフェとポテチ

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 北海道は豊かな素材を活かしたグルメが多く、その中でも酪農王国ということでミルクを使ったスイーツが多い。今回の旅では2軒でパフェを食べ、道産のジャガイモを使ったポテトチップスのスイーツを味わった。

 

 

夜パフェ専門店 Parfaiteria miL

北海道旅行2日目に訪れたのが「夜パフェ専門店 Parfaiteria miL」
雑誌で見かけて気になっていた店だ。系列店がいくつがあり、それぞれ特色があるらしい。

マロンとハスカップのパフェ(うろ覚え)を注文。ラム酒入りのマロンペーストにハスカップのソルベ、ヘーゼルナッツのムース、メレンゲなど、それだけ食べても美味しそうなパーツが幾重にも繊細に積まれたパフェ。酔ってたらキレイに食べるの難しそう・・・。酔っていても上品に食べるのがオトナの嗜みなのかしらん。

良いパフェというのは何も考えずに食べていても、食感や味に変化がついているものだと、個人的に思っている。
大抵のパフェはアイスや生クリームなどの柔らかくて冷たく甘いクリームが主体だ。適当に作っているとそういったクリームだけの層が生まれてしまい、1口目2口目まではいいが次第に味が混ざり合って何がなんだかわからない流動食を食べている気分になる。
合間合間にマロンペーストのようなやわらかさや温度が異なるものがあると味にメリハリがつく。
クランブルに気を使っているパフェはそれだけで素晴らしい。
上にチョコレートのプレートやパイ・クッキーなどを置いているパフェもあり、自分の好きなタイミングで口の中をリセットできる。ただそれはあくまでもリセットであり、口休めをしたあとにはまた混沌としたクリームを片付けなくてはならない。
底にコーンフレークをぶ厚く引いているパフェは論外だ。最後の最後に鉛筆の削りカスみたいなものが出てきたときのガッカリ感、口の中の水分を持ってかれながらバリバリ食べる悲しさよ。クリームに混ぜたり、層と層の間に配置して、食べやすく工夫すべきだ。

miLのパフェはクランブルやマロングラッセメレンゲなど様々な食感の食材が適所に配置され、最初から最後まで絶えず食感や風味が変化し続ける、まるで味わいのデパートのようなパフェだった。

ホームページにとても良い事が書いてあったので紹介したい。

パフェのパーツすべてに
妥協していません。

パフェのパーツは全体のバランスを計算して作っています。
甘さの強弱、酸味の強弱、苦み
パフェの起承転結、アイスやパフェの
それぞれのパーツの相性を大切に作っています。
パフェはデザートの宝石箱ですから
マリアージュを楽しんでください。

 

risotteria-gaku.net

 

 

雪印パーラー

北海道旅行3日目は「雪印パーラー札幌本店」
雪印パーラーでは昭和天皇・皇后両陛下に献上するためにつくられた「スノーロイヤル」というアイスクリームを使ったパフェが味わえる。

今回はエスプレッソパフェを注文した。
スノーロイヤルは乳脂肪分15.6%と濃厚ながら、卵を使用しておらずミルクの風味が強くサッパリとしている。
上に良いパフェの条件を記したが、このパフェはほとんどクリームで構成され、サクサクしたものは上に乗っているチョコのプレートとパイのみだ。
まあウリはスノーロイヤルというアイスクリームなのだから、あえてクリーム感の強いパフェにしたのかなと慮りつつも、じゃあ単品やサンデーでいいんじゃないかと悶々としながら完食。せめてパイをパフェの中間に砕いて入れて欲しいなと思いながらも、スノーロイヤル単品を熱いコーヒーや紅茶と一緒に味わいに、また来たいなと店を後にした。

北海道スイーツ老舗 伝統のアイスクリームとこだわりケーキ | 【雪印パーラー】

 

 

カルビープラス

新千歳空港では、カルビープラスで「ポテトチップス チョコ&チョコ+ソフトクリーム」を買い求めた。
イートインスペースはないので空港内のベンチを探すか、壁際に立って食べる。落ち着かない。
店内で揚げたアツアツの塩味のポテトチップスに甘いチョコレートソースとパウダーがかけられ、さっぱりとしたソフトクリームが添えられている。1皿で甘いとしょっぱい、熱いと冷たいの2つのマリアージュが楽しめる。
ポテトを手で持つとソースで手が汚れてしまうので、スプーンでアイスをすくって、そこにポテトをくっつけて食べるのがスマートだ。
揚げたてのポテトチップスが食べられる機会ってそう多くはないし、揚げたてホクホクのじゃがりこやポテトを使ったチュロスなど珍しいフードメニューがそろっている。

www.calbee.co.jp

 

 

さいごに

せっかく旅行に来たのだからその土地ならではのものが食べたい、しかも現地産、新鮮なものだとなお嬉しい。

さすがは北海道、食の引き出しが多くポテトチップスから夜パフェのように正統派で完成度の高いものまで、幅広い層のスイーツを楽しめる。
記事には書かなかったが北海道産の食材を使ったジェラート店・ミルキッシモやロイズのベーカリーなど色々食べた。それでもお腹がいっぱいだったり、栄養の偏りを気にして我慢したスイーツも多い(パフェをもっと食べたかったし、函館のトランジスタカフェも行きそびれた)
スイーツを食べるためだけにリピートしたいほどだ。

 

hakulo.com